試乗会での高評価も続々 TOMO新モデルREVO MAXについてダニエル・トムソンに直撃インタビューしました
先⽇、FIREWIREが世界に向けて⼀⻫配信したシェイパーDaniel 'TOMO' Thomson 新モデル『REVO MAX』リリース予告動画。世界中多くのファンから寄せられた反響からも、その期待の⾼さがうかがえました。
そして、現在全国をツアーするFIREWIRE JAPANの試乗会においてもその注目度は高く、各会場でのインプレッションも高い評価が次々と届き嬉しい限りです。
そんな『REVO MAX』。⾰新的なデザインで知られるTOMOが、今回のモデルにどのような想いを込め、どんなニーズに応えようとしたのか。今回、ダニエル本⼈に開発の背景やデザインのポイントを直接インタビューしました。
Q:まず初めに、新モデル「REVO MAX」の開発背景について教えてください。どのようなニーズやサーフィンスタイルを意識して設計されましたか?
TOMO: Revo Maxのコンセプトは、実は必要に迫られて⽣まれたものです。私は膝を重傷して1年以上サーフィンができない時期がありました。怪我がようやく回復し、再びサーフィンを始められる頃、ターンがしやすい⼤きめのボードのアイデアが浮かびました。スピードとフローが⼗分にあり、膝への負担がかからないボードを求めていたんです。
そのためにRevo Maxをデザインし、約6か⽉間乗り込みました。その時点ですでに、このボードの乗り⼼地にすっかり魅了されていて、サーフィンへの情熱を再び呼び覚まされました。このコンセプトが、さらに⼩さなボードにも応⽤されるきっかけとりました。
Q:REVO MAXの特徴である「ツインフィン」と「ミッドレングス」の融合について、具体的にどのようなサーフィン体験ができるのでしょうか?また、ショートボードに慣れたサーファーがこの融合によってどのような新しい体験が得られるとお考えですか?
TOMO:ツインフィンを選んだ理由はいくつかありますが、最も⼤きな理由はスピードとフローを重視したからです。また、ツインフィンはこのボードのボトム形状であるヴィ・クワッド・コンケーブ(VQC)に最適だと感じています。このボードには特別にデザインされたキールフィンを採⽤しており、これがボードのポテンシャルを最⼤限に引き出してくれます。素晴らしいコントロール性とホールド性を備えつつ、⾮常にスムーズなターンが可能で、直感的に操作できる乗り⼼地を提供します。これにより、流れるようなカービングができ、スムーズに波を捉えることが可能になるんです。
Q:REVO MAXに採⽤されている「VQCボトムデザイン」と「中央スパイン」の技術が、サーフィン中にどのような違いを⽣むのでしょうか?
TOMO: クワッドコンケーブを持つ前進Veeを採⽤したVQCボトム形状は、最⼤限のドライブと加速を可能にし、レールを使ったターンが⾮常に楽に⾏えます。少ない⼒でボードをレールに傾けることができ、急加速を得られます。この動きに慣れると、ターンからターンへと切り替えるたびに、さらにスピードが増していきます。
Q:開発から現在までの間にREVO MAXにまつわる印象的なエピソードはありますか?
TOMO:最初に⼩波でRevo Max を試したとき、すぐに、⼤きな波でもこのボードは素晴らしい性能を発揮することに気づきました。この冬、オーストラリアでは⼤きな波が多く、そのおかげで、このデザインがどれほど快適で、驚くほど楽しいライディング体験を提供するかを実感しました。それは、まるで雪深い⼭でスノーボードをしているかのような感覚でした。
Q:⽇本に多くのTOMOデザインのファンがいることについて、どう感じていますか?
TOMO: ⽇本に多くのファンがいると聞くたびに、本当に嬉しく感じます。私のデザインが彼らにインスピレーションを与え、新しいスタイルのサーフィンに挑戦する後押しとなっていることに、⼤変満⾜しています。
Q:REVO MAXはTOMOデザインを愛⽤しているファンにどのような⾰新性を提供するとお考えですか?また、過去のモデルとの違いはどこにあると思いますか?
TOMO: Revo Maxは、従来のデザインとは異なる⽬的を持っています。波を捉えて楽しみたいときや、クルージングしたいときに最適なボードです。他のTomoデザインと同様に、圧倒的な加速感と魔法のようなライディング体験を提供しますが、同時に独⾃性を持ち、よりリラックスしてサーフィンを楽しむことができます。
Q:新テクノロジー「Volcanic」の採⽤について、特性をどのように評価していますか?また、従来の素材と⽐べてどの点で優れていると感じていますか?
TOMO: Volcanic とI-Bolic を使⽤することで、⾮常に⾼度な構造が実現され、耐久性に優れたパフォーマンスが得られます。⻑いボードでもフレックス性を効率よくコントロールできるため、Revo Maxにとても適しています。これに乗ることで予測可能なライディング感覚を得られ、エポキシ素材のボードでは苦⼿とされる波の荒れたコンディションでも、優れたパフォーマンスを発揮します。
Q:初めてミッドレングスを⼿にするサーファー、特にショートボーダー向けに、ディメンションやサイズ、ボリュームの選び⽅のアドバイスはありますか?また、おすすめのフィンについても教えてください。
TOMO: 中上級者には6'0"や6'3"の⼩さめのサイズをおすすめします。これにより、高い浮⼒の利点を活かしつつ、⼗分なパフォーマンスを発揮できます。また、ラインナップの中で⼤きめのサイズのボードは、これまでの短めのTomoデザインに挑戦できなかったサーファーや、体格の⼤きなサーファー、⾼齢のサーファーにも最適です。
Q:最後に、⽇本のファンへメッセージをお願いします。また、近々来⽇する予定はありますか?
TOMO: このデザインが⽇本でどう受け⼊れられるか楽しみにしていますし、Revo Maxは⽇本の波に⾮常にフィットすると思います。近いうちに⽇本に訪れて、サーフィンを楽しみたいと考えています。
インタビューは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。協力いただいたダニエルにも感謝です。
ダニエルの情熱と経験が詰まった次世代サーフボード「REVO MAX」。その⾰新的なデザインと、ソウルフルなライディング体験が、サーフィンの新たな魅⼒を引き出してくれることは間違いありません。これまでにないスムーズな加速感と、どんな波にも対応する汎⽤性を兼ね備えたこのボードは、初⼼者から上級者まで、あらゆるサーファーに新しいサーフィンスタイルを提供します。あなたもぜひ、この機会にREVO MAXを⼿に取って、TOMOの世界観を体感してみてください。
そして、同時に発売された専用デザインのキールフィン『TOMO MAX KEEL』は、FIREWIRE JAPANほか全国の取扱ディーラー店舗で実際に触れることができ、スペシャリストのインプレッションを受けることができます。
是非、お近くの店舗でチェックしてみてください。
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