Hydrodynamics

HYDRODYNAMICS ワールドレベルテクノロジー

コンピューター技術の急激な成長の見られる現在、高性能/高技術製品の開発とデザインにおいて、コンピューターモデルの利用は大変多くなっています。
CFD(コンピューター流体力学)は空気力学、液体力学において確立されている技術であり、CADを基にしたバーチャル環境での液体の流れのシミュレートに用いられています。
CFDを使う事によって、新製品の特性や性能の確立といった事が製品を実際に作らないままに確立する事が出来、結果としてより良いデザイン、開発期間の短期化、環境への負荷削減まで可能にし、実製品でのテストも減少が可能になりました。
現在、FWではサーフボードの開発とデザインにCFDが使われており、REDの流体力学との独占的なパートナーシップを結んでいます。CFD技術の助けにより、我々のシェーパー達の経験をサポートする事が可能になり、彼等の考えや直観を、より効率良く効果的に出来、最も高性能なデザインをチームや顧客に供給出来るツールによって支援する事が可能になりました。
実際にシェープをする前に、各ボードごとの水の流れや圧力の配分図、流体力学の力や性能に影響する多くの他のパラメーターを、ビジュアル化する事が出来、ヴァーチャルなCFD環境で査定する事が出来るので、我々のシェーパー達の創造性を完全に自由にするチャンスを与えられています。
CFDに基づく開発方法によって、新デザインの主な特徴一つ一つ、例えばロッカーやボトム形状、レールやテール形状が、CAD時点でのシミュレーションによって洗練され、サーフボードデザインを次のレベルに押し上げる事が可能になりました。

CFD(コンピューター流体力学)によるDaniel “TOMO” ​​Thomsonデザインモデルの摩擦抵抗の比較。(左から:OMNI、Vader、SciFi)

CFD(コンピューター流体力学)によるDaniel “TOMO” ​​Thomsonデザインモデルの摩擦抵抗の比較。(左から:OMNI、Vader、SciFi)

ボトムターン時の水の流れや圧力、流体力学の力が及ぼすレール形状の効果と比較(左:ソフトレール(OMNI) / 右:ハードレール(他社製スタンダードモデル))

ボトムターン時の水の流れや圧力、流体力学の力が及ぼすレール形状の効果と比較(左:ソフトレール(OMNI) / 右:ハードレール(他社製スタンダードモデル))

ストリンガー設計に沿った水圧及びロッカーカーブへの水圧の影響分析