Slater Designs
S BOSS Volcanic+I-Bolic
Shapers : Dan Mann
Technology : Volcanic + I-Bolic
Ability : ビギナー〜エキスパート
Bottom Contours : ダブルコンケーブ
Rails : ミディアム to ロウ・パフォーマンス・レール
Ideal Wave Size : 2〜6ft
Fins Setup : 5Fins
※天然原料を用いたラミネートの特性上、Volcanic製品の柄の出方には個体差があります。
Volcanic Technologyとは
サーフボードのラミネートに使用する従来のグラスファイバークロスの代わリに火山岩の一種である玄武岩(げんぶがん)を溶解し、射出・紡糸したBasalt(バサルト)繊維という不燃性の天然素材を原材料とするクロスを用いたFirewireの最新構造です。
『バサルト繊維』はFRP(繊維強化樹脂)の中でもサーフボードの構造上の要素としても全く新しいのものであり、従来のグラスファイバーに似た化学的構成でありながら強度はより優れており(強度と重量についてはカーボンと同等)またグラスファイバーとは異なりアルカリや酸、塩分に対して強い抵抗力を持つというサーフボード製造に適した性質があります。
Volcanic Technologyについて詳しくはこちらをご確認ください。
I-Bolic Technologyについて詳しくはこちらをご確認ください。
展開サイズ:
5’4” x 18 7/8” x 2 5/16” : 24.9L
5’5” x 19” x 2 3/8” : 26.19L
5’6” x 19 3/16” x 2 7/16” : 27.6L
5’7” x 19 3/16” x 2 1/2” : 28.1L
5’8” x 19 5/16” x 2 1/2” : 29.2L
5’9” x 19 3/8” x 2 9/16” : 30.13L
5’10” x 19 1/2” x 2 5/8” : 31.39L
5’11” x 19 5/8” x 2 11/16” : 32.98L
6’0” x 19 3/4” x 2 3/4” : 34.53L
6’2” x 19 7/8” x 2 13/16” : 36.5L
6’4” x 20” x 2 13/16” : 37.7L
I-BOLIC TECHNOLOGY
I-Bolicは、LFTとHelium双方の優れた点を結びつけたFirewireの最新技術です。
I-Bolicの名は、高密度フォームのストリンガー「I-Beam」と高密度パラボリックレール「High Density Parabolic Rails」に由来し、この2つの特徴によってLFTの強度と剛性と、Heliumのフレックス性、反発性を兼ね備えています。
この新構造の開発プロセスの中でのKellyやチームライダー達の関与やフィードバックは計り知れない価値があり、あらゆるコンディションでのテストに多くの時間が費やされ、そしてFRKとREVO、Sci-Fi 2.0でのリリースとなりました。
S BOSSは、ケリー、ダン・マン、ケヴィン・シュルツが共同で開発した、まさに「ユニバーサルサーフボード」で、あらゆるサーファーが幅広いコンディションで最適と考えるサーフボードになることをコンセプトとして開発されました。
ただし、完成したボードは決してありきたりなものではなく、今尚第一線で現代サーフィンを知る真のレジェンドであるケリー・スレーターのショートボードにおけるパフォーマンス性能の理想と、サーフボードデザイナー・シェイパーとして同様の地位を築いたダン・マンによる深い探求から生まれた独自のコンセプトボードです。
その確かな完成度をケヴィン・シュルツを始めとする世界中のフリーサーファーが認めています。
Dan Mann(シェイパー)のメッセージ:
『S BOSS』は、小波からビッグウェーブまで、私がこれまでに乗ったどのハイパフォーマンスボードよりも幅広い範囲に対応するパフォーマンスボードです。ここ2年半程は良い波がある度にいつもこのボードを選んでいます。
ケリーが最初にこのブラントノーズ(やや丸みを帯びた)と並行したレールを持つパラレルアウトラインのパフォーマンスボードの開発を私に持ちかけた時、私はそのアイデアをすごく気に入りましたが、1点だけ「ボトムのダブルバレルVコンケーブ」には疑念を抱き当初はこれを外すように促したのを覚えています。
しかし、そのコンケーブも含めアイデアを忠実に盛り込んだプロトタイプ(5’11”)を作りテストした時に、すぐに私の疑念が完全に間違っていたことに気付きます。ケリーはそのプロトタイプに対し大いに可能性を感じており、ケヴィンをはじめテストライダー達もその可能性を高く評価していました。
その後、Dominator2で実証済みのロッカーを採用した改良版を作成・テストした時点で基本的な形状が確定し、以来サイズやレールのタック、ボリュームの配分などをより洗練させてきました。
S BOSSについて、多くのサーファーはまずパラレルアウトラインからブラントノーズを特徴として認識すると思いますが、FRKでも馴染みのラウンドテールによる鋭いターン性能や、デッキ面のSデッキからフットスウェル、そして先述のVボトムとダブルバレルによる独特なボトムデザインとその性能にも注目してほしいと思います。特にボトムコンケーブと繊細なボリューム配分には多くの時間を割いていて、ケリーも「私のアイデアをダンが最高の形に昇華さた」と語ってくれています。
S BOSSのサイズ選びに関して、愛用している通常のショートボードよりも少し短く、グロベラー(小波向けボード)よりも1〜2インチ長いものを選ぶのが一つの目安ですが、このボードでは特にボリューム(容積)を優先して自身の体重やレベルに沿った許容範囲でリッター数の高い(浮力のある)方を選ぶのがおすすめです。このボードは、独特のボトム形状(Vボトム)と、全体的に短く設計されているため、多めの浮力であっても非常に鋭くタイトなターンを可能にします。結果として、サーファーはより緊密なマニューバを実行でき、波をよりダイナミックに乗りこなすことが可能になります。
PERFORMANCE
DIMENSIONS